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翻訳の仕事をしたいけど、専門分野がない場合はどうすればいい?

実務翻訳の場合には特によく聞く話ですが、翻訳をやるなら専門分野を持っていた方がいいと言われます。そこで、専門分野を持つメリットはそもそも何か、そして専門分野はどのように作ればいいか書いてみたいと思います。

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専門分野を持つメリット:ライバルが少なくなる

専門性が高くないコンテンツというのは簡単に言えば、多くの人が訳せる、ということになります。これはつまり、競争相手が多い中で仕事を取り合わなければならないということです。

逆に、翻訳するコンテンツの専門性が高くなればなるほど、それを訳すことができる人は少なくなるはずなので、競争相手も減り、仕事は取りやすくなるでしょう。

専門分野を持つメリット:単価が高くなる

専門的な知識が必要で、対応できる人が減れば、やはり一般的にその仕事の単価は上がります。どれくらい上がるかは、その分野や仕事の受注のしかたなどにもよると思いますが、収入に大きく影響する部分であることは間違いありません。

実務翻訳の仕事は多くの場合、以下のいずれかの計算で報酬が決定します。

  • 原語1ワード当たりの単価 x 原語の単語数
  • 訳文1文字当たりの単価 x 訳文の文字数

つまり、報酬を上げていくには単価を上げるか、処理量を上げるか、ということになります。単価も処理量も、両方を上げることができればさらに上がりますね。

専門分野を持つメリット:処理量が上がる

専門分野を持つことは、実は単価だけではなく、処理量を上げることにもつながります。

たとえば、自分の専門外の翻訳依頼を受けたとしましょう。そうするとやはり調査しないとわからないことが出てきたりします。そこで調査に時間を費やすと、結果的にその分、処理速度が落ちてしまうことになります。

しかし、専門知識があって、なおかつ同じような内容の仕事をこなした経験や知識が蓄積されれば、それだけ翻訳の処理量も上がってきます。

つまり、その分野の専門用語や、よく出てくる言い回しを覚えるから作業が速くなるというメリットがあります。

また、さらには繰り返し出てくる用語やフレーズの置換処理を機械的に行うノウハウを導入するとさらに効率化を図ることができます。

たとえば、特許分野など、定型的な表現を繰り返し扱う場合が多い分野では、マクロやプログラムなどを活用して効率的に訳文を作成するノウハウがあったりします。

専門分野を持つメリット:品質が上がる

専門外の分野だと、自分の専門分野と比べるとどうしても調査に時間がかかります。調査に時間がかかるということは、そのほかの作業に使える時間が減ってしまう、ということです。

たとえば、調べながら訳文作成をしていてミスが増えてしまったり、見直しをする時間がなくなってしまったりすると、いつもの翻訳と比べて品質が下がってしまうことにもなりかねません。

つまり逆に言うと、専門分野を持つことで訳文作成自体にかかる作業効率が上がり、その分ほかの部分に時間を使えるようになります。浮いた時間を品質向上のために使えば、その分品質は上がります。

専門分野の作り方

多少当たり前のことも書いてしまったかもしれませんが、専門分野を持つことにはこのようにいろいろなメリットがあります。では、メリットがわかったところで、今度はその専門分野はどう作るか、です。

前の仕事を専門分野にする

以前に仕事で携わっていた内容を翻訳に活かすことができそうなら、それをそのまま自分の専門にしてしまいましょう。これは、実務経験も伴っているので、翻訳の仕事をするうえで発注側にも評価されることが多いと思います。

たとえば、私はIT・コンピュータ分野を専門にしていますが、プログラマーやSE出身という翻訳者さんはスタートの時点から大きな強みを持っていると思います。

専門分野を作る

これといって特に専門分野と言えるものがない、という人もいると思います。私も専門分野がないまま翻訳会社で働きはじめました。

しかし、働きはじめてから、「これが専門分野って言えるものがないと、フリーランスは厳しそう…でもどうしよう…」と思って少しでも客観的に、体系的な専門知識があることを証明できる方法はないかと考えました。

結果、思いついたのは資格を取るという方法でした。IT技術者向けの資格を取る勉強を働きながら進め、いくつか入門的な資格を取得しました。

この時に得た知識は今になっても本当に役立っています。フリーランスになった後、実際に取引先からいただく依頼も関連した内容が多いので、効果があったのではないかと思います。

専門分野はないけど、とにかく仕事を選ばずやってみる

専門分野がないままフリーランスになる人もいます。いただいた仕事で経験を積んで知識を付け、それを専門にしていこう、というスタンスなのだと思います。

この場合は、高度に専門的な内容を訳すことはどうしても難しくなるので、未経験OKの仕事や調査すれば訳すことができる仕事、翻訳チェッカーや翻訳コーディネータの仕事などから入って、徐々に専門分野を作っていくことになります。

自分が好きな分野かどうか、が実はかなり重要

専門分野を検討するうえでは、将来性があるかどうか、単価はどうか、などいろいろな側面が気になると思います。

しかし、個人的に結構大切だと思うのは、その分野を好きかどうか、そして興味を持っていられるかどうかということです。

なぜなら、たとえばある程度単価が良いとしても、自分がぜんぜん好きになれない分野を選んでしまっては続かないかもしれません。

また、専門知識を身に付けるための努力もなかなかできないのではないでしょうか。

フリーランスで専業の翻訳者になろうと思うと、一日中どころか、毎日その専門分野の仕事をすることになります。そういうわけで、やっぱり好きな分野、興味を持てる分野を選ぶことも重要なポイントです。

なお、未経験からフリーランスの翻訳者になるステップについては、以前に別の記事にしました。

未経験から在宅のフリーランス翻訳者になるためのステップ
フリーランスの翻訳者になってから、この記事の執筆時点で6年ほど経ちました。在宅で翻訳の仕事をして生計を立てるというのは謎な部分が多いようで、...
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