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翻訳者の翻訳単価は上がる?上がらない?翻訳会社は単価をどう扱う?

フリーランスの翻訳者が翻訳会社の選考を受けて合格し、翻訳会社に登録する際、一般的な流れとして最も多いのは、最初に基本単価を決めることだと思います。

たとえば、原語ベースで単価を決める会社の場合、英語から日本語の翻訳なら原文の1ワードあたりいくらか、そして日本語から英語への翻訳なら原文の日本語1文字あたりいくらかを具体的に決めることになります。

一度合意すれば、その単価ベースの計算で案件ごとの報酬をいただきながら翻訳者は仕事をしていくわけですが、この一度合意した単価、そのあとどうなるかご存じでしょうか?

翻訳の学習をしたり、フリーランスデビューのことばかりを考えていると、とにかく登録するまでのことで頭がいっぱいになってしまってその後のことはあまりイメージが湧かない、という人もいたりすると思います。

しかし、登録後に仕事を続けていくうえで、単価がどう扱われていくのか?というのは非常に重要なことです。

というわけで今回の記事では、私の実体験も交えつつ、一度合意した翻訳単価がその後どうなるのかを説明したいと思います。

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業界に入る前に聞いていた「翻訳単価、上がらないぞ説」

翻訳業界に入る前、私が翻訳の学習をしている頃に翻訳学校の先生や業界人の方からよく聞いたのは、「登録した翻訳単価は基本的には上がらない」ということでした。

これを聞いたときは結構衝撃を受けた覚えがあるのですが、一方で、「でも本当かなぁ?」と思うところもありました。

実際はどうなるんだろうか?と思いながらも翻訳会社勤務を経てその後フリーランスになったわけですが、複数の翻訳会社に登録し、複数の翻訳会社からご依頼をいただいて仕事をしたことで、最終的にはいろいろと身を持って知ることになりました。

結論から言うと

もったいぶらずに結論から言うと、翻訳単価は上がります!

翻訳会社の方針にもよると思いますが、翻訳者の訳文の品質や取引の状況などを定期的に評価して、翻訳単価も定期的に見直している翻訳会社があります。

そして、そのような翻訳会社に登録でき、実績も作ることができた場合は、定期的な見直しによって翻訳単価を上げてもらえたりします。

しかし一方で、定期的な単価の見直しをしていない翻訳会社もあります

そのような会社では、単価は基本的に同じままです。

つまり、この点では、前の段落で説明した「翻訳単価、上がらないぞ説」が当てはまる翻訳会社もあるということです。

翻訳者にとってはどちらがいいかというと、当然、定期的に単価の見直しを行ってくれて、実績に応じて単価を上げてくれる翻訳会社だと思います。

そして翻訳会社側も、自社に登録するメリットを感じてもらって優秀な翻訳者を確保したり、モチベーションを持って仕事に取り組んでもらい、品質をあげてもらおうという狙いがあるのだと思います。

そういうわけで、あらかじめ「翻訳単価は定期的に見直しています」と教えてくれるところもあります。

そんな翻訳会社さんに巡り合えれば、とてもいいですよねぇ。

単価を見直してくれそうな翻訳会社は、どう見分けるか?

では、どうすれば翻訳単価を定期的に見直してくれる翻訳会社に登録できるのでしょうか?

正直なところ、明確に「これだ!」というはっきりした答えは私も持っていません。

しかし、先ほども書いたように、翻訳者の募集内容に「登録時の翻訳単価は以降の実績を見て見直しています」みたいなことがあらかじめ書いてある会社は、求人を見た時点で最初からわかると思います。

なので、求人が集まるような、翻訳者向けの登録サイトなどでたくさん求人を見て、見比べてみるのが1つの方法だと思います。

特に、以前の記事で書いたような有料の翻訳者向け登録サイトでは、費用をしっかりかけて本気で採用に取り組んでいる翻訳会社が多く集まるはずなので、こうしたサイトで探すのが個人的にオススメです。

しかし、これはこれで、かなり表面的な判断方法でもあります。

個人的にはよく業界研究をして、「翻訳者の単価を上げることができそうな会社かどうか?」を見分けることも大事だと思います。

なぜなら、翻訳会社によっては、おそらく予算的に翻訳者の単価を上げる余裕がない会社もあるためです。

そのような翻訳会社では、翻訳単価の見直しをやっていない可能性が高いはずです。

この辺を見分けるのはなかなか難しいとは思いますが、あくまで一例として、業界の構造的に考えて分析してみるとある程度わかりやすくなります。

たとえば、翻訳の発注元から翻訳案件を直接受注している案件が多い翻訳会社と、さらに下請けで受注している二次請けの案件が多い翻訳会社ではどうか?と考えると、一般的に登録翻訳者の単価が高いのは直接受注している方の翻訳会社だと思います。

翻訳会社の取引先に「直接受注が多そう」とか「二次請けが多そう」とか、そんなとこまで研究できるはずないだろう!と思われたかもしれません。

確かに、翻訳講座を受けたり情報誌を読んだり、求人を見たりしているだけでは、なかなか難しいはずです。

しかし、翻訳会社で実際に働いてみると、少なくとも自分が働いている会社のことは少しずつわかってきますし、取引先とやりとりをしたり、他社につながりができたりもするので、業界にいなければ得られない情報や知識を得ることができます。

そういった情報は公開されないでしょうし、ネットにも書かれていないはずです。

というわけで、ほかの記事でも翻訳業界の仕事を経験するメリットを紹介したりしていますが、登録先を選ぶという観点でも圧倒的にメリットがあると思うので、業界で働きながらそういった知識も得るのが個人的にはオススメです。

一社で単価が上がると、他社への交渉も可能に

翻訳会社による単価の見直しがあり、1社で翻訳単価が上がると、そこからさらに可能になることがあります。

それは、上がった単価に基づいて、他社にも単価を上げてもらえるよう交渉する、ということです。

しかし、そもそも単価の交渉というのは、軽々しくできるものではありませんし、慎重に話をしないと逆に自分の信頼を損ねかねないことだと思います。

そして仮に交渉の結果、単価が上がったとしてもその分依頼をしてもらいにくくなり、受注減につながるリスクもあります。

最悪の場合は依頼してもらえなくなり、その取引先を失うことにもなりかねません。

なので、ある程度の相場感覚みたいなものも必要だと思います。

というわけで、慎重に進める必要があるものの、以下のような条件がそろうような取引先には、「交渉」というよりは「相談」や「質問」のような感じで話してみることができると思います。

  • 十分に信頼関係ができている
  • たくさん仕事をさせてもらっている
  • ずーっと登録時のまま単価が変わらない

他社で単価の見直しがあって上がった事実を伝え、「御社の方では翻訳者の定期的な評価や見直しなどはされていますか」みたいな感じで参考までに聞きたいと言えば、とても自然な質問になります。

何しろ登録した翻訳者の管理の仕方を聞いているだけなので、ぜんぜん変ではありません。

そして、質問したからには何らかの反応が得られるはずです。

単価の要望に関しては、翻訳者からの相談があったら個別に対応している翻訳会社もあるはずなので、案外すぐに「なるほど、ではうちも検討させてもらいますね」と回答されることもあるかもしれません。

「なるほど、ではうちも検討させてもらいますね」となる理由

どの会社からも同じような内容の仕事を受けているとして、一社で単価が上がってほかの会社が低いままだと、翻訳者としては単価を上げてくれた会社の仕事を多く受けたくなると思います。

そのほうが売上が上がるので、当然といえば当然です。

そして実際、単価面で優遇してくれる会社との取引を多くする翻訳者さんはいると思います。

それだけでなく、単価が低いままになっている翻訳会社との取引をやめてしまうこともあるでしょう。

最初にも書きましたが、これこそが「翻訳者の評価を定期的に行って単価を見直す会社」の最大の狙いだと思われます。

一方で、離れていかれる方の翻訳会社にとっては、たくさん仕事をしてもらって、せっかく案件に慣れてもらって、細かな指示を出さなくても安定した品質で仕上げてくれる翻訳者が他社に流れていくのはとても残念なことのはずです。

この「残念」というのは気持ち的な話ではなく、案件に慣れている翻訳者の方が、指示出しや納品後の訳文修正にかかる工数・費用の面で優れているからです。

翻訳会社も優良な取引先を失いたくはないはずです。

なので、頻繁に依頼している登録翻訳者から「他社の単価が上がった」という話が出れば、翻訳会社は翻訳会社で、考えてくれるところもあるはず。

「離れていくサイン」だと捉えてくれることを祈るばかりですね(笑)

まとめ

翻訳会社への登録時の翻訳単価はその後どうなるか?について書いてみました。単価ばかりにとらわれすぎるのも良くないかもしれませんが、「単価×数量」が売上になるわけなので大事な要素だと思います。

これは翻訳者の仕事の成果に対する評価でもあると思うので、適正な評価の下で納得して仕事をしたいものです。

そして翻訳者としてはその評価に対して、それを上回るくらいの働きで応えたいですねぇ。

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