天皇陛下の「お気持ち」の真意

天皇陛下が今日、「お気持ち」を語られました。10分半の映像でしたが、国際的にも大きな反響を呼んでいます。なんとアメリカのCNNも中継し、イギリスのBBCでは同時放送されていたとのこと。「お気持ち」や「お言葉」と表現される今回のメッセージは、外国にとっても異例なことと認識されたようです。

「生前退位」へのご意向に注目が集まるなか、個人的にとても印象的だったのは、次の部分です。

天皇の行為を代行する摂政を置くことも考えられます。しかし、この場合も、天皇が十分にその立場に求められる務めを果たせぬまま、生涯の終わりに至るまで天皇であり続けることに変わりはありません

要は、摂政の制度自体に否定的な意見を述べられています。これは政治的、経済的な影響などにも配慮されたうえでの考えかと思いますが、ほかの誰の発言でもなく、天皇陛下自らが天皇の在り方を変革していこうという方向性を示されたのはとても驚きでした。

「推古天皇の摂政は聖徳太子だった」という日本史の通説もあるほど、摂政制度は古来から存在し、学生なら教科書で習う歴史レベルの話です。近現代になってからは、大正天皇崩御の際に、のちの昭和天皇が摂政を務められたそうです(Wikipediaより)。現在の憲法、皇室典範の中では扱いこそ違っていても、そこまで突っ込んだ言及があるとは予想外でした。

今回の「お気持ち」にはどのような真意が込められていたのか。それは誰も正確には言えないことだと思います。しかし少なくとも、時代の変化とともに天皇制もまた大きなターニングポイントを迎えている、ということは間違いないはず。法律も関わるこの変化のスピードは速くないかもしれません。しかし起こりうる変化は、古来から続く歴史的な制度をも変えてしまうものかもしれません。

今後どのような動きがあるのかも気になるところです。

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